【シドニー6日AAP】 豪政府は米国との軍事協力の拡大に同意した。今後、豪防衛軍基地への米陸海空軍の出入りが増加し、定期的に軍事演習が行われることになる。
アジア太平洋地域では中国の軍拡が懸念されており、米国政府はこれに対する戦略の1つとして、オーストラリアに駐留する米軍を増強させていく方針。数カ月以内にも、米軍兵が増員され、今後は頻繁に合同軍事演習が実施される。軍事演習が行われるのは、タウンズビル基地、ダーウィンの海軍港、NT準州のブラッドショーフィールド訓練地域、WA州のHMASスターリング海軍基地など。
8日にはメルボルンでラッド外相とスミス防衛相が、クリントン国務長官やゲイツ国防長官など米国代表団と会談を行い、防衛と安全保障に関する3つの重大事項が発表される予定。