【キャンベラ7日AAP】 連邦のクリスチャン・ポーター法務長官は7日、高齢者が保有する資産の保護が緊急の課題との見方を示し、今後、取り締まりをさらに強化する新たな方策が必要との考えを示したことが分かった。
高齢者団体のナショナル・シニアズ・オーストラリア(NSA)のイェイツ会長は、「現在の状況は絶対に受け入れられない」と述べ、州・準州および連邦政府に対し、親の資産に手をつけようとする若者たちの問題を解決するため、より一層努力する必要があるとの見解を示した。
また、オーストラリア金融協会(ABA)のブライCEOは、「高齢者に対する金融関連の不正行為は警察に直接通報することが可能だが、家族や友人が関わっている場合が多く、対応が難しい」と述べる一方、このような問題は増加の一途をたどっており、政府による介入が必要との考えを示した。