【キャンベラ10日AAP】 連邦政府は9日、半期経済財政見通し(MYEFO)を発表。オーストラリア・ドル高の影響で輸出企業からの税収が減少することから、2010/11年度の税収が100億ドルほど下方修正された。また、2012/13年度には財政黒字になるという見通しに変更はなかったものの、黒字額は前回の予想から引き下げられ31億ドルとされた。
スワン財相はこれについて、これらの数字はあくまで為替レートの断片的なものであり、 特に対策は考えていないとした。また税収対策が甘いとする野党の批判に対しては、「豪ドルの動向がどうであれ、財政目標達成に向けた対策を取る」と話した。