【シドニー10日AAP】 シドニーで開催された音楽フェスティバルで、NSW州警察の薬物探知犬が反応したチケット所持者は薬物が見つからなかったにも関わらず入場を拒否されたことを受けて、活動家らは 「警察の職権乱用」だと非難している。
9日の夕方に開催された「アバブ・アンド・ビヨンド・フェスティバル」(The Above & Beyond festival)で、入場口を過ぎた、報道カメラの目の届かない場所に薬物探知犬2匹が待機している捜査エリアが設けられていたという。
薬物探知犬の捜査の軽減を訴えるSniff Offキャンペーンの活動家は、「フェスティバルで薬物探知犬の検査があることを知らせるパンフレットの配布を禁止された。警察の行為にはがっかりした」とし、来週法廷で戦うことを明らかにした。
同キャンペーンを支援する緑の党は、薬物探知犬が誤認する確率は最大75パーセントにまで上るとし、警察は被害を最小限に抑えた方策を採用すべきだと訴えた。