【シドニー16日AAP】 NSW州保健当局がこのほど発表した、最新のインフルエンザ患者数の報告によると、州内での感染報告数が6月10日までの1週間で53人と、猛威を振るった昨年の404人を大きく下回っていることが分かった。
NSW州保健当局によると、6月10日までの1週間の患者数は、前週の80人からも減少しているという。同局のジェレミー・マクナルティ氏は、まだピークシーズンに達していないとの見方を示した上で、「最も効果があるのは予防接種」と述べ、GPでの接種を呼びかけた。
NSW州政府は昨年、過去最高のインフルエンザ患者数を記録しており、今シーズンに備え予防接種プログラムの資金として2,275万ドルを拠出した。マクナルティ氏は、日ごろから衛生的な生活を心がけるとともに、咳やくしゃみが出る場合には腕で口元を覆ったり外出を控えるなど、感染の拡大を防いで欲しいと呼びかけた。