文化・芸能

ダーク・モフォ 男性が地下に72時間

【ホバート18日AAP】   TAS州で、ミュージアム・オブ・オールド・アンド・ニュー・アート(MONA)が主催する毎年恒例のイベント、ダーク・モフォが行われた。今年はオーストラリア人の芸術家マイク・パー氏(73)が、ホバートの通りの地下に3日間こもった。

雨の17日夜、およそ2時間かけて、パー氏が滞在する“家”の上にある蓋が重機で慎重に取り除かれ、同氏は72時間ぶりに地上に現れた。地下の小さなスペースでは、絵を描いたり読書をしていたという。水のみで食べ物はなかった。

同氏のパフォーマンス”Underneath the Bitumen the Artist(瀝青の下の芸術家)”は、20世紀の暴力犠牲者を記念したとされる。先住民コミュニティのナラ・マンセルさんは、「TAS州の先住民の歴史は200年以上覆い隠されており、その認知不足を象徴する素晴らしい方法だ」と支持した。

今年のダーク・モフォでは、逆さにした十字架がホバートの臨海部に設置され、キリスト教信者らの怒りをあおいだ。

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