【シドニー2日AAP】 マルチ会計企業の「アーンスト&ヤング」社がまとめた報告によると、NSW州議事堂に設置されているコンピューターからポルノ関連サイトへアクセスがあったことが明らかにされた。その一部は児童ポルノだったとされている。
現段階ではアクセスした人物は明らかにされておらず、今後内部調査が行われるとみられている。
調査対象になった期間は昨年11月7日から今年9月6日まで。報告書は2日、州下院議会に提出されたが、これによると、上記の期間において議事堂で最もアクセスの多い72のウェブサイトのうち35件が「ポルノ関連」のサイトで、9件のウェブサイトには若年者の性的画像が掲載されていたという。
報告では「18歳未満のポルノ画像閲覧は国の刑法に対する違反であり、16歳未満の場合は州の刑法に違反する」ことを指摘している。
NSW州政府における同様のスキャンダルでは、今年9月に元港湾大臣のマックリー氏が、やはり政府のコンピューターでポルノ画像を閲覧していたことが明らかになり、辞任に追い込まれた。