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離婚カップルが8年ぶりに増加

【キャンベラ4日AAP】   オーストラリアで年間離婚件数が8年ぶりに上昇した。

豪統計局(ABS)の発表によれば、2009年の離婚数は計4万9448組で、前年よりも5%増加した。人口1000人あたりの離婚者数は2.3人だった。離婚件数と離婚率ともに増加するのは2001年以来初めてのこと。また、2009年の離婚平均年齢は、男性が44.4歳、女性が41.5歳だった。

非営利団体「リレーションシップス・オーストラリア」は、離婚件数の増加と国際金融危機との間に関連性があると指摘したうえで、「夫婦関係に影響を与える要素のトップ3は、お金、仕事、子供の順となっている。2006年のアンケート調査のときよりも、2008年末の調査では経済的な問題を離婚理由に挙げた回答者が倍増した」と述べた。同団体は、経済的な理由で夫婦関係が悪化しているという場合には、早めにアドバイスやカウンセリングを受けるようにと呼びかけている。

2009年は離婚件数が増加した一方で、婚姻件数も増加した。オーストラリア国内では計12万118組が結婚し、前年よりも1.1%増加した。平均結婚年齢は、男性31.5歳、女性29.2歳となっている。

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