政治

NSW予算案 家庭とインフラに焦点

【シドニー19日AAP】   NSW州政府は19日、2018/19年度予算案を発表した。来年3月の州選挙を控え、“家庭のための予算案”とアピールしつつ、半分以上は依然としてインフラに充てた。

住宅購入時の印紙税収減少にもかかわらず、昨年度の財政黒字は39憶ドルに上った。財政黒字は2021/22年度まで、平均16憶ドルに減少する見通しだ。

今後4年のインフラ拠出は過去最高の870憶ドル。2018/19年度はウエストコネックス道路に18憶ドル、パラマッタ・ライトレールの着工に2億5,800万ドルが計上された。

子どものいる家庭は大きな恩恵を受ける。プリスクール費の補助を3歳からに引き下げ、平均世帯で年825ドルの節減となる。また、子どもの“クリエイティブな”活動に対し、100ドルの払い戻しを行う。教育では、新年度は170憶ドルを拠出。さらに、大幅な生徒数増加に備え、今後4年間で60憶ドルが計上された。

保健では、シドニー西部のリバプール病院の改修費7憶4,000万ドルを筆頭に、今後4年で病院施設に80憶ドルを拠出する。

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