【キャンベラ6日AAP】 今年のオーストラリアの春の降水量は過去最高を記録しているが、全国的に続いている干ばつは依然として続いている。
気象局によると、今年のオーストラリア南西部では1900年の観測開始から最も乾燥した年になったという。1月~11月の降水量は予想をはるかに下回り、WA州のガスコインとピルバラ地域は豪雨に見舞われたものの、水不足の問題を解決するには至らなかった。
気象局は今年の春の記録的な降水量は「一時的な緩和」でしかないとし、「オーストラリアの南西部と南東部のほとんど地域では、1997年以降、降水量が平均を下回っている。また、マレー・ダーリング流域の中央部と南部でも2002年以降、降水量が平均を下回っている状況」としている。