【キャンベラ20日AAP】 新たに行われた世論調査の結果、国民の多くが“移民の割合が高過ぎ”と考えているとわかった。
調査はロウィ・インスティテュートが1,200人を対象に行った。現在の移民の受け入れ率に反対する人は、昨年比14ポイント増の54%になった。30%が「適切な受け入れ」、14%が「少なすぎる」と回答した。
アボット前連邦首相は2月、「インフラや住宅、賃金圧迫を緩和するためには移民の受け入れ数を現在の19万人から11万人に引き下げる必要がある」と述べている。
移民の受け入れによる恩恵に前向きであった国民も、国民性に対する影響を懸念し始めている。54%が「世界中の人を受け入れるのが、オーストラリアの本質要素」と答えた一方、41%が「国民性を失う可能性がある」と考えているとわかった。