【シドニー21日AAP】 NSW州チャールズ・スタート大学の複数の学生が今月15日、ワガワガのブラック・スワンホテルで、人種差別をテーマにしたパーティーに参加していたことが分かった。大学やホテル、地域住民からの強い批判を受け、大学が調査に乗り出したもようだ。
パーティーに参加した学生たちは、白人至上主義団体クー・クラックス・クランの白い装束を身に付けたり、アフリカ系アメリカ人奴隷、ナチス軍、ユダヤ人捕虜などに扮していたという。チャールズ・スタート大学のヴァン副学長は声明の中で、特に今回の事件でショックを受けている先住民やユダヤ人学生のリーダーと面会したことを明かした。
ヴァン副学長はさらに、このような人種差別行為は何があっても許されるべきことではないとの考えを示した上で、「今回の事件で不快な思いをした人すべてに謝罪したい」と述べた。