【シドニー18日AAP】 ウィキリークスで新たに公開された米外交公電情報のなかで、豪政府が密かに「バリボ・ファイブ」事件で豪人記者5人の殺害に関わったとされるインドネシアの大物政治家をブラックリストに載せていたことが明らかになった。
漏えい情報によれば、豪政府は、1975年の東ティモールへの侵攻時にインドネシア特別軍の大尉だったユヌス・ヨスフィア氏について「オーストラリアへの入国が好ましくないと人物」と宣言していたという。2007年には、ヨスフィア氏がバリボ・ファイブ事件に関与し、豪人記者5人の殺害を指令していたことが判明している。同氏は1990年代後半にインドネシアで情報大臣に就任しており、同国の政界では影響力のある人物となっている。