国際

ナウルの余命わずかの難民 豪で治療へ

【シドニー24日AAP】   オーストラリア内務省が、世間の激しい批判に応えて、太平洋の島国ナウル共和国の難民収容所に収容されていた男性を、苦痛緩和治療のためにオーストラリアに移送したことが明らかになった。

 

移送されたアリさん(63歳)は、アフガニスタンで少数民族のハザラ民族として迫害を受けていた。

 

アリさんは末期の肺がん患者として診断された後も、オーストラリア政府に治療をうけるために台湾に行くように言われていたという。しかし、何千人もの医療関係者や市民、擁護団体の訴えにより、オーストラリアへの入国許可が認められた。

 

アリさんはブリスベンに移送され治療をうける予定だというが、長くて数ヶ月の余命だと見られている。

 

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