【メルボルン25日AAP】 連邦巡回裁判所は21日、QLD州生まれの子ども2人を含むタミル人一家4人を、スリランカに強制送還させる判決をした。航空会社12社に対し、一家の渡航を拒否するよう署名活動が行われている。
一家は22日に国外送還通達を受け、メルボルンの移民収容所に収容された。21日間の控訴期間が与えらえているが、同期間中の国内滞在許可について25日に審査される見通し。26日にも国外送還される可能性がある。コピカちゃん(3)とタルニカちゃん(1)はQLD州で生まれ育った。
カンタス航空やスリランカ航空、エアアジアなど航空会社12社に対し、一家の国外送還を拒否するようインターネット上で署名活動が行われている。QLD州中部ビロエラでは24日夜、一家の国内滞在を願う祈りが行われ、メルボルンでもその数時間前に参加者100人以上による抗議活動が行われた。