【シドニー２９日ＡＡＰ】　　　シドニーで新年を迎えると同時に打ち上げられる花火の数とその美しさは世界中でも有名であるが、今年もその準備が着々と行われている。

３１日、観客らは、花火打ち上げのメイン会場となるハーバーブリッジ周辺を中心に、ダーリング・ハーバーやマンリー、ボンダイなどにも集まるとみられている。ハーバーブリッジには、米トークショーの女王、オプラー・ウィンフリーが来豪した際に点灯された超大型の「Ｏ」（オウ）が再度お目見えする。また、赤や白の花火で滝を再現したものも花火ショーの目玉として見逃せない。

ケネーリーＮＳＷ州首相は、花火師との契約料が６７万５０００ドルに引き上げられたことに関して、この花火ショー目当ての観光客から得られる収益が１億５０００万ドルであることを考慮すると、非常に価値ある投資だとした。また、予想観客数は１５０万人とされているが、フランス・パリのそれは１０万人、ロンドンは７０万人といわれていることからも、シドニーの年越しパーティの規模の違いが分かる。