【シドニー25日AAP】 NSW州の環境保護プロジェクトの結果、しばしば“恐竜の木”として知られる古代松のウォレマイ・パインが見事に繁茂している。野生のウォレマイ・パインは、シドニー西部ブルーマウンテンズにわずか100本程度残るのみだ。
アプトン州環境相は26日、「ウォレマイ・パインは恐竜時代から生存する世界最古、かつ希少な植物の一つだ」と声明を発表。自然災害や病害に備え、“保険栽培”が不可欠だとした。
ウォレマイ・パインは当初、2憶年前の化石として知られていたが、1994年にブルーマウンテンズのウォレマイ国立公園で発見された。2012年に“保険”として植えられた植物のうち、83%が確立。球果や種を生成し始めている。