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ウィキリークス、捕鯨関連の公電を暴露

【シドニー4日AAP】   新聞報道によると、内部告発サイト「ウィキリークス」は、日本の捕鯨活動に関して、豪日両政府間で妥協案について極秘に話し合いが行われていたことを裏付ける米政府の外交公電を暴露した。

ウィキリークスが暴露した公電は最新のもので昨年2月付。これによると、オーストラリア政府は日本に対し、(1)今後10年で現在の捕獲数から5000頭減とすること (2)南極海周辺での捕鯨活動を行わない (3)ザトウクジラなど大型種の捕獲禁止、といった項目を含んだ妥協案を提出する姿勢だった。         

この報道を受けて、連邦野党は「与党は、日本を国際司法裁判所に提訴しておきながら、その裏で日本政府と極秘協議を行い国民を欺いていた」として連邦政府を非難しているが、連邦政府側は「野党は、ウィキリークスには賛成できないといっておきながら、一方でその暴露内容をネタにする」とし、野党は見せかけの行為しかできないと述べた。

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