【キャンベラ6日AAP】 派遣先のアフガニスタンで、作業中にアフガニスタン人の同僚を射殺したオーストラリア人元兵士が死刑判決を受けた件に関して、この元兵士は減刑措置を受け懲役20年となった。連邦政府はこれを歓迎している。
元オーストラリア軍兵士のロバート・ラングドン被告(39)は2009年5月、タリバンの攻撃から物品補給部隊の援護を行っていた際、アフガニスタン人の同僚を射殺し、死刑判決を受けていた。しかし、同被告が被害者の家族に対して賠償金を支払ったことから懲役20年に減刑となった。
連邦外務省は、ラングドン被告が死刑を回避できたことを歓迎すると述べた。一方、同被告の弁護士は新聞のインタビューで、「まだ被告と話をしていないが、アフガニスタンで20年も刑務所にいるのは憂慮すべきこと」と述べ、他の選択肢がないか調べるとした。