【メルボルン29日AAP】 VIC州では今年7月1日から、悪質なブリーダーからのペット用の犬や猫の購入を規制する法律が施行される。これによりブリーダーがペットショップを経営したり、所有することが出来なくなる。
VIC州では今後、登録されたシェルターや保護センターでペットの購入が可能となり、子犬の場合は生後6か月以上、子猫の場合は生後8週間以上経過していることが条件となる。ロート・スミス動物病院のウェブスターCEOは、動物保護の意識が高まっていることを喜んでいると話した。
また、VIC州のパルフォード農相は29日、政府として悪質なブリーダー業界を厳しく取り締まる方針をあらためて示し、「1日以降、ペットショップとブリーダーの癒着を永久に断ち切る」と述べた。VIC州政府はさらに、ペットが生まれてからの経歴を詳細に登録する制度を導入するため、430万ドルを拠出することを決めている。