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違法薬物注射室  メルボルンにも開設

【メルボルン30日AAP】   違法薬物の過剰摂取が頻繁に起きているメルボルン都心部に、依存者のための「インジェクション・ルーム」(薬物注射室)が開設された。

 

ノース・リッチモンド地域医療センター内に開設されたインジェクション・ルームでは、スタッフの監督のもと登録者は薬物を注射することができる。

 

マーティン・フォリー保健相は、昨年この地域では薬物摂取による死亡者が30人以上いたことから、依存者の過剰摂取などが軽減され、 地域の治安もよくなると期待している。

 

インジェクション・ルームは当初ヘロイン依存者だけを対象にしていたが、VIC州政府がすべての違法薬物の接種へと拡大した。施設には同時に11人が接種可能で、スタッフは1日およそ300人の対応ができるという。

 

メルボルンのインジェクション・ルームはシドニーのキングスクロスの施設をモデルにしており、2020年に再考するという。

 

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