【メルボルン2日AAP】 オーストラリアの学校機関に通う留学生のなかで、課題の提出が遅れた際に料金が発生すると警告を受けたケースがあるとわかった。
キートン・ハルム・ジョーンズさんのタイ人のガールフレンドは、メルボルンのセイクリッド・ハート・インターナショナル・カレッジに通う。今月初め、課題の提出遅れに300ドルの料金が発生するなどの規定に同意する署名をさせられたという。学生の留学生機関は、同校の授業料が他校よりも低かったため勧めたとされ、退学すれば学生はビザを失うという。ハルム・ジョーンズさんは、「働きながら勉強する留学生には期限延長も必要だ」と話す。
国内の技能質保証機関(ASQA)によると、学校機関は入学前に学生に料金などをわかりやすい英語で説明する必要がある。今回のケースもガイドラインに当てはまるが、課題提出の遅れに料金を課すのは異例だとASQAも認める。きちんと料金説明をしないなど学校機関が義務を果たしていないと考えられる場合は、ASQAに報告するよう呼びかけている。