【ホバート4日AAP】 TAS州消防サービス(TFS)は、家庭用の火災報知器について、通常は廊下の周辺に1つ設置されているが、寝室にも設置すべきとの見解を示した。当局は、提案は義務ではないとする一方、人命救助の観点からすれば多いほうが良いとの見解を示した。
TFSのコミュニティ消防ディレクターのワイト氏は、人命に関わる規模の火災の大部分が夜間に発生しているとした上で、もし火災が寝室で発生した場合、廊下の報知器が煙を察知するまでに時間がかかり過ぎると指摘した。
法律では現在、適正に機能する火災報知器を住宅に一つ設置する必要があり、配線でつながれたものか、もしくは有効期限が10年の電池で作動するものとされている。ワイト氏は「すべての火災を防ぐことは出来ないが、適正な報知器を設置し、無事に逃げられるよう備えることが大切」と話した。