【ブリスベン26日AAP】 ニューズ・リミテッドの報道によると、連邦政府は、洪水で被災した地域に対する復興費を捻出するため、メディケア税を0.5%引き上げることを来週にも発表するとみられている。これに関して野党側は「不要な増税だ」として反対の声を上げている。
メディケア(Medicare)はオーストラリアの国民健康保険にあたるもので、これを運営するためのメディケア税は現在、収入の1.5%が徴収されている。連邦政府は今回、0.5%のメディケア税引き上げを予定しており、平均的年収のある家庭で週5ドルの負担増になる。これにより、連邦政府は1年で35億ドルの税収増加を見込んでいて、洪水復興費に充当させるとしている。