【キャンベラ27日AAP】 ギラード連邦首相は27日に開かれたナショナル・プレス・クラブの中で、臨時の洪水復興税の導入及び気候変動に関する対策の一部廃止及び道路改善計画を遅延させることなどで国家予算から復興費用を捻出することを発表した。首相は「国民が今回の決定を受け入れてくれることを信じている」と述べた。
臨時洪水復興税は、2011/12年度に限定し、この年の収入が5万1ドルから10万ドルの人には0.5%、10万ドルを超えた人には1%が課せられる。ただし洪水被災者及び低所得者は対象外となる。また、連邦政府が環境対策の一環として導入を予定している排出炭素の価格化によって、一部の気候変動対策が不要となること、またQLD州以外の各州のインフラ整備を遅らせることで6億7500万ドルの予算を復興費に充てる。