【パース30日AAP】 オーストラリア西部の海上にあるサイクロン「ビアンカ」の勢力はカテゴリー1にまで弱まったが、気象庁はWA州南西部でまだ突風や大雨などの可能性があるとして警告を発している。
29日午後、カテゴリー3のビアンカによる暴風雨がパースの一部と東部地域を襲い、建物の屋根や送電線などに大きな被害を与えた。また州南部では5万5000軒の家屋に停電の被害があった。
気象庁によると、サイクロンの勢力は弱まったものの、ジュリアン湾とナチュラリスト岬間の潮の干満は通常より高くなることが予想されており、パース、マンジュラ、バンバリー、バッセルトンを含むジュリアン湾からアルバニーにかけての沿岸地域で警報が出されている。