【シドニー2日AAP】 平和に貢献したと認められる人物または団体に授与される「シドニー平和賞」受賞者は、内部告発サイト「ウィキリークス」の創始者であるジュリアン・アサンジ氏に決定した。
シドニー平和賞の主催者側は2日、アサンジ氏の受賞理由について「我々が考える平和とは、真の意味での公正、公平であり、人権の達成である。アサンジ氏は人々の知る権利を勝ち取り、“政府は特別な権限がある”という長年続く伝統に異議を唱えた。政治とジャーナリズムにおける封鎖的な権力に挑んだのだ」と述べた。また、アサンジ氏には昨月、受賞について伝えられたが、同氏は「信じられないくらいの喜びと名誉だ」と述べたという。
シドニー平和賞は、非営利組織の「シドニー平和財団」によって授与される。過去の受賞者は、ダライ・ラマ氏やネルソン・マンデラ氏、池田大作氏(創価学会)など。