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TAFEで成績記録もれ40万件 NSW

【シドニー4日AAP】  NSW州の高等教育機関であるTAFEで、生徒の成績40万件がコンピューターの管理システムに入力されていなかったとして、野党労働党が生徒の将来を「リスクにさらした」として、州政府を批判していることが分かった。

 

NSW州の労働党が入手した内部メールによると、NSW州TAFEの取締役が何万件にも上る生徒の成績が記録されていないと指摘し、放置すれば授業料への報酬も支払われないため、コスト削減につながると説明していたことが分かった。その後、成績は入力され、現在は6万2,000件が未入力となっているという。

 

労働党のカー訓練相広報担当は、NSW州政府が入学者を管理するITシステム「LMBR」の導入が失敗したためと批判したが、NSW州TAFEの広報担当者は「問題を起こす原因となったITシステムに関する誤りは二度と繰り返さない」と述べ、新たなシステムを導入し、対応していると説明した。

 

 

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