生活

邦人女性が避難所で無事出産

【ケアンズ3日AAP】   史上最悪のサイクロン「ヤシ」の上陸を受け、住民らが身を寄せていたケアンズの避難所で、現地在住の日本人女性が無事女児を出産した。

アキコ・プルスさんは、ドイツ人の夫と第一子と3人でケアンズに住む日本人。レッドリンチ州立高校に設けられた避難所で3日午前2人45分ごろ、陣痛が始まり、約3時間後の午前6時9分、避難所に設けられた医務室で無事出産した。アキコさんは自宅出産を望んでいたため、ケアンズ南部フェットウェル・パークにある設備が整った施設での出産を拒否したという。たまたまアキコさんの避難所には、結婚25周年記念の旅行でケアンズを訪れていたイギリス人の助産婦がいて、出産に立ち会った。

QLD州のブライ首相はこのニュースに関して、「大災害の真っただ中で新しい生命の誕生のニュースは、非常に辛い思いをしている避難所の人々に笑顔をもたらす出来事だったであろう」と述べた。

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