【メルボルン5日AAP】 米国人写真家のスペンサー・チュニック氏は、メルボルンのチャペル・ストリート地区で開催されるプロボカティブ・フェスティバルで、最新のインスタレーション作品として裸体によるモザイクを制作する。市民からの参加者を募ったところ、1万2,000人から応募があったという。
文化の多様性を祝う同フェスティバルでチュニック氏は、約1,000人の市民と作品を制作する。同氏は、「われわれは開かれた社会で暮らしていると思っているが、実際には企業や政府によって管理されている」と述べ、自身の作品はこの制約を壊すことをテーマにしていると明かした。
チュニック氏は8日~9日にかけて写真撮影を行う予定で、壁の落書きの前に体を色とりどりのペイントで塗った人たちを立たせたり、スーパーマーケットの屋上駐車場でヌード撮影を行うという。チュニック氏は、唯一心配しているのは寒さだとして「出来るだけ早く終わらせる」と話した。