【シドニー12日AAP】 ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は、顧客の呼び込みを図るため、住宅ローンのエグジットフィーの支払いを行うことを明らかにした。
11日にオーストラリア連邦準備銀行が金利引き上げの一時凍結を発表したことを受け、NABは内部幹部らに、ライバル行のウェストパック銀行とコモンウェルス銀行からNABに住宅ローンを切り替える際、顧客が払わなければならない平均700ドルのエグジットフィーを同行が払い戻すことを通達した。
エグジットフィーは、顧客がローン開始後4年以内に貸し手を切り替える場合に発生する強制料金で、ANZ銀行とNABではすでに廃止している。