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大統領辞任で在豪エジプト人も歓喜

【シドニー12日AAP】   30年にわたってエジプトを統治してきたムバラク大統領が遂に辞任を発表した。シドニーでは12日、このニュースを受けた在豪エジプト人が数百人集まり喜びを分かち合った。

「シドニー・エジプト革命連帯委員会」のタラーフ氏は涙をこらえながら、「1月25日、我々“インターネット世代”が立ち上がった。老若男女すべてが手に手を取り自由を求める行進をした」と述べ、今回の政治改革で活躍したエジプトの若い指導者たちの偉業をたたえた。

ムバラク大統領は、今年辞任することを発表していたもののその時期を今年後半の選挙後としたことで、長年不満を持っていた国民の怒りが爆発。エジプト全土でデモが勃発し複数の死者が出た。

ギラード首相とラッド連邦外相は共同声明を発表し、「エジプト政府の基本的改革がなされ、健全かつ公正な選挙が行われることを願う。また、国民が待ち望んでいた政府が誕生することを祈る」と述べた。

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