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風力エネルギーを利用 自動車テスト走行

【シドニー14日AAP】   風力エネルギーで走る世界初の自動車のテスト走行がオーストラリアで行われている。パースからアデレード、メルボルンを経て、5000キロ以上の旅をしてきた「ウインド・エクスプローラー」は14日午前2時ごろ、シドニーに到着した。これまでの走行にかかった費用はわずか16ドル。

ウインド・エクスプローラーはダーク・ギオン氏とステファン・シマーラー氏がドイツで約6カ月にわたって開発した試作品で、携帯用の風力発電機で充電できるリチウムイオン電池の電力を使用している。

「我々はこのテクノロジーがいかに素晴らしいかを証明したい。懐疑的な人が多い中、この効率の良さを伝えたい」とギオン氏。ウインド・エクスプローラーは非常にコンパクトで、二酸化炭素の排出量はゼロ。また、平均的な車の重さが約1トンに対し、ウインド・エクスプローラーは約200キロと超軽量。

この試作品の本格的なテスト走行はオーストラリア国内でのみ実施されているが、ギオン氏は風力エネルギーを利用した自動車が市場に出るときは来ると自信をみせている。

 

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