【シドニー16日AAP】 州選挙を来月26日に控え、ケネーリーNSW州首相のリーダーとしての実力が問われる機会が多くなってきた中、同首相はラジオ番組に出演し、政治の世界に入る前は専業主婦だったことや、自身の家庭にも経済的に苦しい時期があったと話した。
ラジオ番組「Mix 106.5」では、同州の主婦、ニコルさんが首相に対して「生活苦を経験したことがあるか」と質問。一般家庭の経済的な苦しみを味わったことがあるかを聞いた。ケネーリー首相は「子どもたちが小さかったとき、私は専業主婦だった。夫の収入だけで家購入のための資金を貯めながらも、次々送られてくる請求書の支払いに苦しんだ」と話した。
同首相はまた、幼少時代の話として、常に政治の世界に興味があったことや、両親が米大統領に関する本をプレゼントしてくれたエピソードを披露。しとやかな女の子というよりは活発な少女だったと話した。医者になることを考えたこともあったが、血や注射針は嫌いでこちらは断念したという。