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在リビア豪領事館職員、国外へ避難

【キャンベラ27日AAP】   国連は、政府部隊と反政府部隊が衝突し、内乱状態が続いているリビアの最高指導者カダフィ大佐に対して制裁を加えることを発表した。また、ギラード首相は、反政府部隊に対するカダフィ大佐による取り締まりが強まったことを受け、トム・イエーツ豪総領事と領事館職員2名をマルタへ避難させたと語った。

ギラード氏は「豪首相として、領事館職員の安全を保護する義務があり、他の国と同様、彼らをトリポリに滞在させておくことは危険だと考えた」とした。英国、米国、カナダもリビアに駐在中の領事館職員をすでに避難させている。

ラッド外相によると、リビアには現在も13名の豪人が滞在しているという。そのうち数名は近日中に帰国する予定だが、そのほかは引き続き滞在することを決定した。また、リビア保安隊によって豪人2名が逮捕され、うち1名は釈放された。「我々は数日前に逮捕された残りの豪人について非常に心配している」とラッド氏。

国連は、この不安定な状況の中、リビアでは1000名以上の人が殺害されたとみており、武器輸出禁止を発表するとともに、国際犯罪裁判所に対して殺戮行為を調査するように命じた。ラッド氏は、国連は空からの市民への攻撃を予防するため、リビア上空を飛行禁止空域と定めることを検討すべきと語った。

 

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