【シドニー27日AAP】 ケネリーNSW州首相は27日、州政府は今後シドニー西部に100万本の木を植えることを約束し、これによって暑さが緩和されると語った。この日、その最初の1本が植えられた。マッコーリー・フィールズの郊外にあるシドニー西部に100万本の木を植えるこの計画の実施には1000万ドルがかかる見通し。
ケネリー氏は「木はカーボンフットプリントを減らす重要な役割を果たす」とし、100万本の木がシドニーのカーボンフットプリントを実際にどれほど減少させるかについて正確な数値を述べなかったが、木の存在がシドニー西部の気温を下げ、住人のエアコンへの依存を軽減するとした。「シドニー西部の年間の最高気温は1960年代から6~8度上昇し、35度以上を記録した日数が1960年代から250%増加した」とケネリー氏。
同氏は、連邦政府が計画している炭素税案によって解雇が生まれるのではないかという野党の批判に関するコメントはしなかったが、気候変動問題に取り組むためにはさまざまなアプローチが必要と述べた。