【メルボルン28日AAP】 競走馬の元調教師、レス・サンバ氏(60)が人通りの多いメルボルンの通りで27日夜、射殺された。警察によると、サンバ氏は会議に出席するためにメルボルンCBDから数キロ離れたところにあるミドル・パークまで車を走らせ、その後車付近で頭と体を撃たれ殺害されたという。
同氏はオークランズ・ジャンクションで28日に始まったプレミア・イヤーリング・セールスのため、メルボルンに滞在していた。サンバ氏とその家族はトップクラスの競走馬を所有しており、全国各地のセリで多額の投資を行ってきた。
調教師のデイビッド・ヘイズ氏は、サンバ氏は「華やかな人」とその人柄を語った。また周囲の人はサンバ氏は馬の鑑定に優れた人で、殺害される理由は思い当たらないとしている。
サンバ氏は殺人容疑をかけられているロン・メディッチ被告やメルボルンの犯罪組織にかかわる人物らとの交流があるが、サンバ氏自身は捜査の対象になっていなかった。