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豪警察、シー・シェパード抗議船を調査

【ホバート6日AAP】   オーストラリア連邦警察(AFP)は6日、ホバート港に入港した反捕鯨団体シー・シェパードの抗議船「ボブ・バーカー号」と「スティーブ・アーウィン号」の2隻の調査を実施した。AFPスポークスマンは「AFPは2011年1月、2月に南極海で発生した案件について、オーストラリアの法律や国際法にしたがって捜査を実施している」とした。

同団体のワトソン団長は「毎年、我々は強くなり、相手は弱くなっている。今年、彼らは我々から逃れることができないとわかり、捕鯨活動の中止を決定した。75%の確率で来年捕鯨船が戻ってくることはない。戻ってきたとしても、我々もその準備ができている」と語った。

緑の党党首のブラウン氏は乗組員を歓迎し、AFPの調査は日本政府から抗議船が日本の商業と産業を妨害したとの申し立てがあったために実施することになったとし、「私は今朝、この自作自演の行為を止めるよう日本外務省に文書を送った」とした。

日本の外務省は先月、オーストラリア、ニュージーランド、オランダの大使を呼び、「シー・シェパードによる妨害行為の再発を予防するための有効な対策」を要求した。ラッド外相はこの会合に関するコメントを控えている。

 

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