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全国で記録的な夏の雨量 史上2番目

【ブリスベン7日AAP】   今夏のオーストラリアは史上2番目に降水量の多い年となった。気象予報士のサンダーズ氏は「今年の降水量の全国平均は通常の70%以上の354.7ミリで、史上最多の降水量を観測した1973/74年度の419.8ミリに次ぐ雨の多い年になった」と語った。全国で平均以上の降水量が記録された原因にはラニーニャ現象が挙げられる。

VIC州では、111年前に観測が始まって以来最も多い降水量となり、WA州では史上2番目の降水量となった。また、SA州では3番目、NSW州では5番目、QLD州では6番目、NT準州では8番目に多い降水量を記録した。しかし、TAS州ではそれほど多くの雨量が観測されず、史上17番目だった。

「秋が近づき、ラニーニャ現象がピークを過ぎ、1月初旬からその勢力は弱まっている。しかし、冬になって太平洋が平常に戻るまでは、ほぼ全国で平均以上の雨量が続くことが予想される」とサンダース氏。

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