【キャンベラ8日AAP】 現在、米ワシントンを訪問中のギラード連邦首相は、議論の焦点にある炭素税導入について「国民を納得させる自信がある」と話した。
8日発表の最新の世論調査では、与党労働党の支持率が2週間前の36%から30%に下落。背景には炭素税導入の問題があるとみられているが、一方でアボット野党党首を首相に推す人の数は増加。2月から13ポイントの上昇となった。労働党と自由党のみでの支持率は46対54で自由党が僅差をつけた。
ギラード首相は、国民は炭素税導入に対応できると信じているとし、新制度は受けて入れてもらうまでが大変だが最終的には国民に納得してもらえると思うと述べた。またコンベット気候変動相は、「アボット党首は炭素税導入について“国民が車に乗れなくなる”だの“クーラー使用が怖くなる”だのと言って国民を脅かすためのキャンペーンをしているようなもの。彼の言っていることはくだらない」と話した。