【シドニー14日AAP】 NSW州保健当局によると、インフルエンザに感染した幼児一人が死亡したことが分かった。2009年に大流行したインフルエンザA型に感染していたとみられ、今シーズン初めての死者となった。当局は予防ワクチンの接種を呼び掛けている。
死亡したのは、今年4月3日~7月8日の間にシドニー・チルドレンズ・ホスピタルに入院していた幼児19人のうちの一人とみられている。また、このうち予防接種を受けていたのは二人だけだったことも分かっている。
NSW州では7月8日までに報告された感染者数が256人と、前年同期の6,449人を大幅に下回っているが、NSW保健当局のケリー・チャント部長は、5歳以下の幼児へのワクチンは十分にあるとして、保護者らにあらためて接種を呼び掛けた。