【キャンベラ12日AAP】 オーストラリア連邦政府は、地震と津波の被害を受けている日本への帰国が難しい日本国民に対し、ビザの延長を許可することを発表した。
ボーウェン移民・市民権相は、ビザの失効期限が迫っている日本人で、帰国が困難な場合は速やかに移民・市民権省(DIAC)まで連絡するよう呼びかけている。「日本の現状を考慮し、ビザ延長の申請をケース・バイ・ケースで考慮していく。また、日本にいるオーストラリア人が、豪国籍を持たない子供とともに本国への帰国を希望する場合もDIACに連絡するように。その場合、最も適切な方法で子供を入国させることを検討する。」と語った。
国勢調査によると、日本生まれのオーストラリア人は2万8000人以上。またオーストラリア国内には、現在日本人の旅行者1万1000人および留学生6200人が滞在しているという。
DIACへは、オンラインwww.immi.gov.au、または電話番号131 1881まで。