【シドニー14日AAP】 クリスマス島の移民勾留センターで14日朝、収容者によるデモが発生し、オーストラリア連邦警察(AFP)はデモを鎮静するために催涙ガスを使用した。ボーウェン連邦移民相は、このデモで収容者1名が足を骨折したと発表した。
11、12日には2度にわたって多数の収容者がセンターから脱走する騒動が発生し、このデモはその件を受けて実施された。現在は脱走したすべての収容者がセンターに戻っている。
ボーウェン氏は「昨夜、収容者約300名がセンター内でデモを実施した。デモにより、フェンス、宿泊設備、ドアの錠などに被害が出た。13日午前3時37分、AFPはデモを鎮静化するために催涙ガスを使用する必要があると決定した」と話した。今回の騒動で警官やセンター職員にけがはなかった。