【シドニー22日AAP】 シドニーの高級ホテルに宿泊している邦人とみられる女性が、室内に保管してあった現金及び金の延べ棒が盗まれたとして警察に通報した件で、警察は、女性の勘違いであったことを確認した。女性は先ごろ発生した東日本大震災で被災し、オーストラリアへ避難してきたとみられている。
この女性(57)は22日午前1時ごろ、ホテルの室内に保管していた高額の外貨及び金の延べ棒1本が無くなっているとして、警察に通報した。女性は21日午前11時から午後9時まで外出していたという。その後の調べで、女性は所持していた金額及びその保管場所を勘違いしていたことが分かった。警察は「女性は、19日に日本からシドニーに到着したが、緊急通報時は疲労が極限に達していた状態だった」と話した。