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キャンプ場の300人が洪水で孤立 

【メルボルン23日AAP】   22日から降り続いている大雨で、VIC州にあるオーストラリア最南端の国立公園「ウィルソンズ・プロモントリー国立公園」では、主要道路が洪水で遮断され300人以上がキャンプ場で孤立状態となっている。また、123ミリの降雨が観測された同州東部のマラクータでも、町に続く唯一の道路が洪水で通行できなくなり、町全体が孤立状態となった。

ウィルソンズ・プロモントリーにあるキャンプ場のオーナーによると、孤立状態にある300人には児童グループ2つも含まれているという。スタッフはキャンパーたちを高台に避難させたが、けが人はいないとしている。「信じられないほどの降雨量だった。23日には、建物も浸水するだろう」と話した。降雨量が多いためにヘリコプターでの救出は不可能とされ、今後の天候をみて、4WDやボートで救出作業が行われるとみられている。

この他にも、同公園内にあるモウィーでは、町を走るプリンセス・ハイウェーが洪水で遮断され、50件の緊急通報が寄せられた。また、ジェノア、スノーウィー・リバーズでも洪水警報が出された。気象庁は、同地域に降っている雨は、23日未明も続くとの予報を発表している。

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