【ウェリントン19日AAP】 連邦のダットン内務相は19日、NZのリトル法相がオーストラリアの難民法について「人道主義的な理想」が欠けており、“金権”政治が招いた結果などと批判したことに対し、NZは地域の安全保障に大した貢献をしていないと反論したことが分かった。
ダットン内務相はリトル法相の発言を遺憾とした上で、「NZへ向かう難民ボートの取り締まりなど、われわれはNZのために多くの仕事を行ってきた」と述べ、リトル法相に対し、両国関係においてオーストラリアが困難な仕事を担っていることを、今一度思い出して欲しいと訴えた。
オーストラリアの移民規制が2014年に導入されて以降、多くのNZ人のビザが取り消され、長年オーストラリアに暮らし、NZと全く関わりのない人たちがNZに送還されているのは、妥当性に欠けると非難の声が上がっている。