【シドニー27日AAP】 26日に実施されたNSW州議会選挙で16年ぶりに保守連合を勝利に導いたオファレル新NSW州首相は27日、同州に「新の変革」をもたらす大きな任務があると語った。
選挙前の26日、オファレル氏は有権者に対し、変革は「一夜にして起こらない」と述べ、翌日27日には、自身が考える計画を焦って実施しないことを強調し、変革は順を追って実施すると話した。
「我々は労働党とは異なり、テレビ、ラジオ、新聞のためではなく、州民のための長期的な将来について取り組んでいることを確認したい」とオファレル氏。同氏はインフラ整備を最優先課題に挙げており、ノース・ウエスト線をこれまで路線が通っていなかったシティーのある地域にまで拡大する計画を検討している。
州上院議会では42議席中19議席を獲得した保守連合だが、政策を推進するためには緑の党やシューターズ党などの少数派党との意見交換が必要になる。今後は、有権者がオファレル氏にどれほどの猶予期間を与えるかが問題となる。