【メルボルン30日AAP】 カンタス航空は30日発表の声明の中で、現在のガソリン価格高騰に対応するため、コスト削減を軸とする経営の見直しを図っていることを発表した。
同航空会社のジョイスCEOによると、最近の原油高や、オーストラリア、ニュージーランド、そして日本を襲った自然災害の影響は同社の経営にもみられており、特に原油高については数年前の世界金融恐慌以降、最も厳しい状況をもたらしていると述べた。今回発表された経営見直し策では、現在使用されている機材の縮小化や不要な機材の処分、さらには経営陣のリストラなどが含まれている。
さらにカンタス航空は、4月以降、オーストラリア―日本間を往復するカンタス及びジェットスター航空の便を複数削減することも発表。削減されない便についても現在利用されているボーイング747型の大型機からエアバス330型機といった小さめの機材に替えるとされている。