一般

ブラウン氏、「首相発言は政府に有害」

【キャンベラ1日AAP】   オーストラリア緑の党のブラウン党首は1日、ギラード連邦首相が緑の党を酷評したことで、労働党自らを傷つける危険を冒していると警告した。

ギラード首相は31日夜の演説で、緑の党を「抗議の党」だと呼び、「一般的なオーストラリア人」の価値観を共有していないと述べた。また2週間前の別の重要な演説の中でも、同党を過激な党だと非難していた。これに対してブラウン党首は、首相からの攻撃を「残念かつ不当でいわれのない侮辱」だと批判し、「何百万人もの国民に対して首相が言うようなことではない」と抗議した。

一方、野党党首のアボット氏は、この両党の闘争を「偽りの痴話げんか」だと語った。

労働党の議席は、特に都市中心部で緑の党の勢力に押されている。昨年7月の連邦選挙では緑の党が上下両院で重要な議席を獲得したため、労働党は同党や無所属議員と組んで、少数与党政権を確立した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら