国際

数千人が抗議集会 ナウル難民保護訴え

【シドニー21日AAP】   21日にシドニーとメルボルンで、ナウル共和国とパプアニューギニアのマヌス島に収容されている難民の保護を訴える抗議集会が行われ、数千人が参加しオーストラリアへの受け入れを要求した。

 

参加者らは「収容所の閉鎖を、難民の受け入れを」と書かれたプラカードを持ち、人権侵害を受けている難民たちの保護を訴えた。

 

5年間マヌス島に収容されていたクルド人のベルーズ・ブッカーニさんは、2つの収容所で2013年から12人の難民が死亡した事実を人々に訴え「自由を求めて難民となった若い人たちが、オーストラリア政府による残酷さにたどり着いた」と述べた。

 

2013年に当時のケビン・ラッド首相が、オーストラリアに到着するボート難民に対してオーストラリアに定住する機会は与えないとする方針を取って以来、この政策は現在も継続されている。

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